2025年4月7日、Springer Nature社が、投稿論文に含まれる不適切な参考文献を発見するための新たなAIツールを導入したと発表しました。
今後は、同社の研究公正に関するグループ(Research Integrity Group:RIG)において、ほぼ全てのジャーナル及び書籍に対する投稿論文を評価するために同ツールが使用されるとあります。論文中の参考文献の多くが不適切であると判定された場合は、RIGが人力で確認を行い、その投稿が取り下げとされる(withdrawn)べきかどうかを判定するとしています。
New research integrity AI tool added to Springer Nature’s growing portfolio(Springer Nature, 2025/4/7)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/new-research-integrity-ai-tool/27769148
シュプリンガーネイチャーの成長するポートフォリオに新たな研究公正のAIツールを追加(nature asia, 2025/4/7)
https://www.natureasia.com/ja-jp/info/press-releases/detail/9091
参考:
Springer Nature社、編集者と査読者をサポートするための新AIツールの導入を発表 [2025年01月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/238731
Springer Nature社、研究公正に関する二つのAIツールを導入すると発表 [2024年06月18日]
https://current.ndl.go.jp/car/221700