英国史上の著名人3万人の血縁関係を可視化した米スタンフォード大のデジタル人文学プロジェクト“Kindred Britain”が公開

2013年8月26日、米国スタンフォード大学のデジタル人文学プロジェクトサイト、“Kindred Britain”が公開されました。

“Kindred Britain”は、15世紀以降の英国人あるいは英国人を家族にもつ著名人約3万人の血縁関係をビジュアル化して表示することのできるウェブサイトです。データベース上のどのような2人の人物であっても、家族関係を表示させることができるとのことで、例えば、ウィンストン・チャーチルはヘンリー8世の直系の子孫であることや、ヘンリー8世の2番目の王妃であったアン・ブーリンがヴァージニア・ウルフと遠い親戚関係にあること等を示すことができるとのことです。

開発したNicholas Jenkins准教授は、このウェブサイトについて、学問的な系譜研究と家族のルーツ探しといった趣味での研究との中間に立つ、過去のソーシャルネットワーク化だと表現しています。

Kindred Britain
http://kindred.stanford.edu/

New Stanford website takes a digital approach to an ancient topic: families (2013/8/26付けの記事)
http://news.stanford.edu/news/2013/august/kindred-britain-database-082613.html