米国物理学会がSCOAP3から離脱、Physical Reviewシリーズの2誌がSCOAP3対象外に

2013年6月21日、欧州原子力研究開発機構(CERN)などによるオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”は、米国物理学会(APS)が参加方針を変更したことにより、APSが発行するPhysical Review C、Physical Review Dの2誌がSCOAP3の対象から外れたことを発表しました。

APSのウェブサイトでも理事会の決定によりSCOAP3から離脱したことが発表されており、あわせてAPS理事会のオープンアクセスに対する考えも示されています。

APS発行の2誌が対象から外れたことにより、2014年1月1日開始予定のSCOAP3対象誌は10誌になりました。

21/06/2013, SCOAP3 moves forward(SCOAP3 News、2013/6/21付け)
http://scoap3.org/news/news100.html

Executive Board Action on Open Access(APS)
http://www.aps.org/about/governance/executive/openaccess.cfm

SCOAP3 Journals(SCOAP3、2013/6/21更新)
http://scoap3.org/scoap3journals.html

参考:
高エネルギー物理学分野のオープンアクセスプロジェクト“SCOAP3”の入札が終了、参加ジャーナル12タイトルが決定
http://current.ndl.go.jp/node/21394