【イベント】移民史継承のモデル構築を目指した広域MLA連携事業(令和6年度Innovate MUSEUM事業)ジネオロジー(ルーツ調査)関係シンポジウム「ルーツ調査におけるアーカイブスの機能と専門家の役割」(12/20・オンライン)

2024年12月20日、移民史継承のモデル構築を目指した広域MLA連携事業(令和6年度Innovate MUSEUM事業)として、ジネオロジー(ルーツ調査)関係シンポジウム「ルーツ調査におけるアーカイブスの機能と専門家の役割」がオンラインで開催されます。「和歌山移民研究を軸とした国際交流事業実行委員会」が主催し、沖縄県立図書館が企画・運営します。

近年、海外移民の子孫が自身のルーツを調査し、ルーツのある場所を巡る「ルーツ・ツーリズム」が世界中で盛んになっているとあります。海外在住の日系人も自身のルーツに高い関心を持っていることが多いものの、日本においては調査が難しい状況にあるとしています。

シンポジウムでは、積極的に海外からのルーツ調査や訪問者を受け入れているアイルランド及びスコットランドにおける博物館・図書館・文書館の機能やルーツ調査に携わる「ジネオロジスト」の役割などを紹介し、日本における課題を整理するとしています。

主なプログラムは次のとおりです。

・発表①「ルーツ調査におけるアーカイブスの役割」
 原裕昭氏(沖縄県立図書館資料・情報班主査)

・発表②「ルーツ調査専門機関と博物館(仮)」
 金城さつき氏(沖縄キリスト教学院大学非常勤講師)

・発表③「ルーツ調査専門家(ジネオロジスト)の役割と意義
 東悦子氏(和歌山大学観光学部教授/紀州経済史文化史研究所所員)

・コメンテーター
 河上幸子氏(京都外国語大学国際貢献学部教授)

参加に当たっては、事前の申込みが必要です。

【12/20オンラインシンポジウム】「ルーツ調査におけるアーカイブスの機能と専門家の役割 」(沖縄県立図書館)
https://www.library.pref.okinawa.jp/gyoji/2024/1220.html
https://www.library.pref.okinawa.jp/gyoji/9257231097aa3b61ae885f8690660886_1.pdf
※二つ目のURLはチラシ[PDF:6.4MB]です。

参考:
Library of the Year 2024の大賞は沖縄県立図書館“Finding Okinawan Roots” Project [2024年11月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/229393

沖縄県立図書館、 沖縄県系移民渡航記録データベースを公開:ハワイ沖縄系図研究会、沖縄移民研究センターと協働で開発 [2022年08月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/46576

沖縄県立図書館、ペルー共和国リマ市にて沖縄関係移民資料の収集及びルーツ調査を実施 [2020年01月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/40067

E1981 ― 沖縄県立図書館のハワイでの沖縄系移民1世ルーツ調査支援
カレントアウェアネス-E No.339 2017.12.21
https://current.ndl.go.jp/e1981