人文・社会科学系研究者のオープンアクセスに対する考えとは OAPEN-UKが調査結果を公表

人文・社会科学系学術論文のオープンアクセス(OA)についてのエビデンス調査を進めている英国のOAPEN-UKが、それらの分野の研究者690名の、オープンアクセスに対する考え等を調査した結果を公表しています。オープンアクセス出版とクリエイティブコモンズライセンスの問題、著者として、また、読み手としての研究者の希望と優先度等がトピックとして取り上げられています。調査の結果、OAを知っている研究者は50%のみで、OAに詳しいのはわずか30%であったこと、研究者の約50%が、研究分野へ役立てられる、あるいはOAの文献がさらに増える限りにおいて、OA出版で利益を得るのは問題ないと考えていること等が明らかになったようです。

Researcher Survey (OAPEN UK)
http://oapen-uk.jiscebooks.org/research-findings/researchersurvey/

OAPEN-UK Surveys Humanities and Social Science Researchers About Open Access, CC Licensing, and More (INFOdocket 2012/10/24付けの記事)
http://www.infodocket.com/2012/10/24/oapen-uk-surveys-humanities-and-social-science-researchers-about-open-access-cc-licensing-and-more/

参考:
E1352 – 米国歴史学協会によるゴールドOAに対する憂慮とその反響
http://current.ndl.go.jp/e1352