2024年4月25日、北米研究図書館協会（ARL）が、人工知能（AI）に関する行動指針“Research Libraries Guiding Principles for Artificial Intelligence”を公開しました。
この指針は、今後、ARLが倫理的かつ透明性あるAIの利用に向けた政策提言などを行う際に依拠するものとして策定されました。指針の中では、以下を含む七つの原則が示されています。
・ 人々のデジタルリテラシー向上のために図書館はAIツール・技術へのアクセスの民主化を図ること
・ 図書館はAIモデル・アプリケーションのどういった点に歪みやバイアスがあるのか理解すること
・ 図書館は情報の透明性、完全性を支持すること
・ 図書館はデジタル情報の学術的利用を維持するために交渉を行うこと
Association of Research Libraries Releases Guiding Principles for Artificial Intelligence（ARL, 2024/4/25）
https://www.arl.org/news/association-of-research-libraries-releases-guiding-principles-for-artificial-intelligence/
Research Libraries Guiding Principles for Artificial Intelligence [PDF：2ページ]
https://www.arl.org/wp-content/uploads/2024/04/Research-Libraries-Guiding-Principles-for-Artificial-Intelligence.pdf
参考：
国際図書館コンソーシアム連合（ICOLC）、電子リソースのライセンス契約における人工知能（AI）関係条項について声明を発表 [2024年03月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/212443
Library Copyright Alliance、AIに関する国家的優先事項についてのコメントを提出：米国大統領府科学技術政策局のパブコメ募集に応じて [2023年07月25日]
https://current.ndl.go.jp/car/185662
