2024年3月26日、文化庁とクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社が、「文化財の保存・活用のための寄附促進に関する連携協定」を締結したと発表しました。文化庁がREADYFOR株式会社等と実施する官民共創による寄附促進事業「文化財サポーターズ」の一環です。
近年、文化財を対象としたクラウドファンディング等の寄附募集の取組が徐々に広がりつつある一方で、文化財所有者等の高齢化や地域の過疎化などを背景に、こうした寄附募集の取組を行うことが困難な場合もあり、これをサポートする仕組みが必要とされているとあります。文化庁とREADYFOR株式会社は、こうした背景について認識を共有し、文化財の保存・活用のための寄附を社会に一層定着させることにより、文化財を次世代に確実に継承していくために協働することで合意したとしています。
同連携協定に基づき、文化財の保存・活用のための寄附に関する社会的気運の醸成、寄附募集の取組に関する地方公共団体や文化財所有者等に対する普及啓発などの活動を展開するとともに、今後継続的に協働する分野・取組の協議を進めていくとしています。
文化庁及びREADYFOR株式会社による文化財の保存・活用のための寄附促進に関する連携協定 [PDF：6ページ]
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/94030501_02.pdf
READYFOR、文化庁と「文化財の保存・活用のための寄附促進に関する連携協定」を締結（READYFOR、2024/3/26）
https://corp.readyfor.jp/news/20240326
参考：
文化庁、文化財保護・芸術研究助成財団等とともに官民共創による寄附促進事業「文化財サポーターズ」を開始 [2024年04月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/218536
CA1917 – クラウドファンディングによる図書館の資金調達 / 赤山みほ
カレントアウェアネス No.335 2018年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1917
