米コーネル大学図書館、古代ギリシア語やラテン語作品を対象としたリンクリゾルバを開発

2012年9月12日、米国のコーネル大学図書館が、American Philological Association(APA)と共同開発した“Classical Works Knowledge Base”を発表しました。

これは、古代ギリシア語やラテン語で書かれた古典作品のメタデータから、それらに対応する様々なオンライン版資料へとナビゲートするリンクリゾルバと、その背後のデータベース(ナレッジベース)から構成されています。その収録範囲としておおよそホメロス(紀元前8世紀)から聖ビード(紀元後8世紀半ば)までと紹介されています。リンクリゾルバのソフトウェアについてはEducational Community Licenseというライセンスで公開されています。

初めての事例として、オンラインデータベース“L’Année philologique”で使用される予定ということです。

Classical Works Knowledge Base
http://cwkb.org/

OpenURL Demonstration | Classical Works Knowledge Base
http://cwkb.org/demonstration

Classical Works Knowledge Base(コーネル大学古典学部)
http://classics.cornell.edu/research/cwkb.cfm

Linking New Scholarship to Its Ancient Roots(コーネル大学図書館 2012/9/12付けニュース)
http://news.library.cornell.edu/news/120912/cwkb