米国のシカゴ公共図書館が2012年8月20日から9月7日まで実施していた貸出図書の延滞料免除プログラムが終了しました。およそ20年ぶりに行われていたものです。その結果を伝える9月11日付けのChicago Tribune紙によると、合計で101,301点の資料が返却され、同館ではその価値を200万ドル程度と見ているそうです。対して免除された罰金の額は約64万ドルだったということです。
Chicago Public Library amnesty program brings in more than 100,000 lost materials(Chicago Tribune 2012/9/11付け記事)
http://www.chicagotribune.com/news/local/ct-talk-library-amnesty-wrap-up-0912-20120912,0,4562059.story
米図書館の本が78年ぶりに返却、延滞金発生なら47万円(ロイター 2012/9/3付け記事)
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE88100S20120902
参考:
シカゴ公共図書館が、めったにない罰金免除実施中
http://current.ndl.go.jp/node/21684
延滞の罰金の代わりに缶詰を 米国ペンシルバニア州の公共図書館で延滞者に呼び掛け
http://current.ndl.go.jp/node/19897
本を読むなら許します! ニューヨーク公共図書館による子ども利用者14万人の罰金帳消しキャンペーン
http://current.ndl.go.jp/node/18757