“史料”テキスト化におけるクラウドソーシング はたしてその成果は?(記事紹介)

2012年9月3日付けのChronicle of Higher Educationが“Historians Ask the Public to Help Organize the Past”という記事を掲載しています。

記事では、デジタル化資料(史料)のテキスト化を一般市民が協力するクラウドソーシングのプロジェクト(米国の旧陸軍省の資料や南北戦争期の日記等のテキスト化プロジェクト)が人文学の分野で様々に行われているとし、それらがコストの節約に役立ち、歴史資料を一般市民に開かれたものにするという声を紹介しています。他方で、クラウドソーシングのテキスト化のスピードは決して満足できるものではないとする論文等、クラウドソーシングに対する慎重な意見も取り上げて解説しています。

Historians Ask the Public to Help Organize the Past (Chronicle of Higher Education 2012/9/3付けの記事)
https://chronicle.com/article/Historians-Ask-Public-to-Help/134054/

参考:
E1321 – 図書館界におけるクラウドソーシングの動きは?
http://current.ndl.go.jp/e1321