17世紀半ばから現代までの学術論文執筆者のうち、女性が占める割合は?(記事紹介)

2012年10月22日付けのChronicle of Higher Educationが“Scholarly Publishing’s Gender Gap”という記事を掲載しています。記事は、米国ワシントン大学のJevin West氏とJennifer Jacquet氏による“Eigenfactor Project”の成果を紹介したものです。

このプロジェクトでは、JSTORを利用して、1665年から2010年までの学術論文を集め、それらを自然科学から人文・社会科学までの1,800近くの研究分野に分類し、各研究分野の論文における女性の割合を算出したとのことです。その結果、調査対象の345年間全体で、全著者のうち女性が占める割合は22%とのことですが、女性が筆頭著者となっているのは約19%となり、女性は第3、第4、第5著者として登場しているようです。また、データによると最近では女性の割合が全体的に上昇しており、1990年から2010年までは女性の割合は27%となっているとのことです。

Gender composition of scholarly publications (1665 – 2011) (Eigenfactor Projectのウェブサイト)
http://www.eigenfactor.org/gender/

Women as Academic Authors, 1665-2010 (Choronicle of Higher Education 2012/10/22付けの記事)
http://chronicle.com/article/About-These-Data/135244/

Scholarly Publishing’s Gender Gap (Choronicle of Higher Education 2012/10/22付けの記事)
http://chronicle.com/article/The-Hard-Numbers-Behind/135236