移民の時代における欧州の博物館の役割を考える欧州委員会助成プロジェクト“MeLa”

欧州の研究枠組みFP7のもと欧州委員会の助成を受けて4年間進められている、“MeLa”というプロジェクトがあります。MeLaは、移民の時代における欧州の博物館の新たな役割について学際的に考えるプロジェクトで、2011年3月にローマで“Reinterpreting Europe’s Cultural Heritage: Towards the 21st Century Library and Museum?”と題したキックオフカンファレンスを開催しています。2012年3月にはそのカンファレンスの成果を、“Museums in an Age of Migrations”と題して刊行しています。

2012年8月30日付けのMeLaのブログ記事によると、上記の刊行物のほかに、MeLaの5つの研究領域(「歴史と現代における博物館とアイデンティティ」、「博物館、図書館、公共文化施設のネットワーク」等)から、近々成果が発表されるとのことで、記事にはそのアブストラクトが掲載されています。

Museums in an Age of Migrations (MeLaの刊行物掲載ページ)
http://www.mela-project.eu/publications/845

The MeLa Book Series: Introducing the Upcoming Publications (MeLa 2012/8/30付けのブログ記事)
http://www.mela-blog.net/archives/1925