米・アーカンソー中央図書館システム(CALS)でネットワーク障害が発生:インターネットや電話が遮断

2024年2月8日、米・アーカンソー中央図書館システム(CALS)が、ネットワーク障害の発生を公式Xで発表しました。

本館と分館合わせて14館から成るCALSで、インターネット及び電話サービスを遮断するネットワーク内の予期しない事態が確認され、全館でこれらのサービスが利用できない状況であると述べられています。

CALSでは専門家と協力し、原因について調査しているとあります。これまでのところデータ漏洩は確認されていないとし、調査の間、全てのシステムをオフラインにするとともに、障害発生中も業務を継続できるよう回避策を講じているとあります。

図書館サービスは限定して継続されており、資料の貸出しも可能とあります。

なお、その後2月21日には、全ての館においてインターネットアクセスが復旧し、Wi-Fi、公共コンピューター、印刷等のサービスが利用可能となったことが公式Xで報告されています。

@CALibrarySystem(X, 2024/2/8)
https://twitter.com/CALibrarySystem/status/1755349426137145407

@CALibrarySystem(X, 2024/2/15)
https://twitter.com/CALibrarySystem/status/1758118618364051585

@CALibrarySystem(X, 2024/2/21)
https://twitter.com/CALibrarySystem/status/1760063575253483928

CALS
https://cals.org/

参考:
カナダ・トロント公共図書館、2023年10月28日に判明したサイバーセキュリティインシデントからの復旧状況を報告:全分館における公共パソコンの利用再開等 [2024年02月13日]
https://current.ndl.go.jp/car/210233

英国図書館(BL)、検索可能なオンライン目録を公開:ランサムウェア攻撃による大規模障害への暫定対応として [2024年01月16日]
https://current.ndl.go.jp/car/208877