EPUB用の「軽量」DRM、IDPFが“EPUB Lightweight Content Protection”のドラフトを公開

電子出版業界の国際的組織である“International Digital Publishing Forum”(IDPF)が、2012年5月18日付けで、“EPUB Lightweight Content Protection: Use Cases & Requirements”のドラフトを公開しました。ドラフトの前半では、“EPUB Lightweight Content Protection”(EPUB LCP)という仕様の概要やその必要性が説明されています。それによると、EPUB LCPは、電子書籍に対して著作権保護のためになされる“heavyweight”なデジタル著作権管理(DRM)に対して、“lightweight”なコンテンツ保護のしくみだということです。ドラフトの後半では、EPUB LCPのユースケース及び要件が示されており、特にユースケースの2番目では「図書館における電子書籍の貸出」(Library Lend)が登場しています。

EPUB Lightweight Content Protection: Use Cases & Requirements(IDPF)
http://idpf.org/epub-content-protection

EPUB向けの新「軽量」DRM、IDPFがコメント受付(eBook USER 2012/5/22付け記事)
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1205/22/news052.html

参考:
E1150 – 電子書籍フォーマットEPUB3のパブリックドラフトが公開
http://current.ndl.go.jp/e1150

電子書籍フォーマットEPUB3、IDPFによる最終仕様が確定
http://current.ndl.go.jp/node/19272