2012年5月16日、Googleの検索サービスに「ナレッジグラフ」(Knowledge Graph)という新技術が導入されました。これによって、ユーザはGoogleで素早く簡単に情報を発見できるようになるとされ、今回提供される機能として、同音異義語の絞り込み、要約情報の提供、関連情報の発見の3つが紹介されています。このナレッジグラフは、Freebase、Wikipedia、CIA World Factbook等のデータベースを利用して構築されており、5億件以上のオブジェクト(人物や地名等)のほか、35億件以上の事実やオブジェクト間の関係を含んでいるとのことです。今回のアップデートは、Googleの次世代検索サービスに向けての重要な第一歩だとされています。
Introducing the Knowledge Graph: things, not strings(Inside Search 2012/5/16付け記事)
http://insidesearch.blogspot.jp/2012/05/introducing-knowledge-graph-things-not.html
The Knowledge Graph for mobile and tablet search(Inside Search 2012/5/16付け記事)
http://insidesearch.blogspot.jp/2012/05/knowledge-graph-for-mobile-and-tablet.html
Googleが過去最大級のアップデートを発表―セマンティック検索実現へ大きく一歩踏み出す(TechCrunch Japan 2012/5/17付け記事)
http://jp.techcrunch.com/archives/20120516google-just-got-a-whole-lot-smarter-launches-its-knowledge-graph/
Google検索がナリッジグラフで進化、5億超の「もの」をDB化して意味を理解(Engadget Japanese 2012/5/17付け記事)
http://japanese.engadget.com/2012/05/16/google-5-db/
Google、検索の次のステージへの第1歩「Knowledge Graph」発表(マイナビニュース 2012/5/17付け記事)
http://news.mynavi.jp/news/2012/05/17/036/
参考:
Googleが「セマンティック検索」によるウェブ検索の改良を進行中(記事紹介)
http://current.ndl.go.jp/node/20418
セマンティックWebのためのDB“Freebase”アルファ版
http://current.ndl.go.jp/node/5553