歴史研究者への研究支援サービスの現状と課題とは何か ITHAKA S+Rが研究支援関係者へのインタビュー調査をまとめた中間報告書を公開

2012年2月14日に、米国の非営利団体ITHAKAの戦略・研究部門であるITHAKA S+Rが実施している調査プログラム“Research Support Services for Scholars”(RSS4S)が、歴史学研究の支援に携わる関係者のインタビュー調査結果をまとめた中間報告書を発表しています。この研究は、デジタル人文学等の登場によって、米国の歴史研究者の情報支援のニーズや研究環境がどのように変化しているのかを明らかにし、それをもとに研究者支援に役立ようというもののようです。この度公開された資料は、第1フェーズとして、歴史研究者の支援を担当している図書館や学協会、高等教育機関等の職員14名に対して行なわれたインタビュー結果がまとめているとのことです。RSS4Sは、この調査結果をもとに図書館員やアーキビスト、歴史研究者等のコミュニティでの議論に役立ててほしいとし、RSS4Sへのフィードバックも求めているようです。

Interim Report: Interviews with Research Support Professionals (PDF)
http://www.researchsupportservices.net/wp-content/uploads/2012/02/IthakaSR_HistoryProject_InterimReport.pdf

History Project Interim Report: Introduction, Methodology, and Campus Research Support Models (Research Support Services for Scholars Project Blog 2012/2/14付けの記事)
http://www.researchsupportservices.net/?p=64

参考:
ITHAKA S+R、研究者の活動の実状などを探るプログラム“Research Support Services for Scholars”を発表
http://current.ndl.go.jp/node/19117