Googleの“Chromebook”を貸し出す公共図書館とそのメリット(米国)

Googleが欧米で販売しているChrome OS搭載ノートパソコン“Chromebook”を利用者に貸し出している公共図書館が米国にあるようです。カリフォルニア州のシリコンバレーに位置するパロアルト市立図書館では、Googleから提案があって、館内限定(2時間)でChromebookを貸し出しているそうです。このサービスは、2011年11月8日に開始され、期間は2012年2月7日までとされています。Wired Enterprise誌によると、同館では、1か月間のサービス試行の結果、2012年1月からは1週間の館外貸出も行うと決定したとのことです。Chromebookは、基本的にデータやアプリケーションを端末に保存せずウェブサービスを利用するため、図書館側にとっては、ソフトウェアアップデート等に気を使ったり、返却後にデータ消去等を行う必要がないというメリットがあるようです。同誌では、他に、ニュージャージー州のヒルズバラ公共図書館や、オレゴン州のマルトノマ郡図書館の事例が紹介されています。

Chromebook (Google)
http://www.google.com/chromebook/

Check out Chromebooks at the library (Palo Alto City Library)
http://www.cityofpaloalto.org/depts/lib/news/details.asp?NewsID=1365&TargetID=140

Palo Alto City Library Makes Chromebooks Available for In-House Library Lending (Palo Alto City Library 2011/11/8付けプレスリリース)
http://www.cityofpaloalto.org/civica/press/display.asp?layout=1&Entry=744

Silicon Valley Library Lends Google Chromebooks (Wired Enterprise 2011/12/13付け記事)
http://www.wired.com/wiredenterprise/2011/12/chromebook-library/

New Mobile Connectivity Options at the Hillsborough Library (NJ.com 2011/9/28付けニュース)
http://www.nj.com/messenger-gazette/index.ssf/2011/09/new_mobile_connectivity_options_at_the_hillsborough_library.html