「ハッカースペース」を提供する公共図書館(米国)

米国のラジオ局WBURのウェブサイトで、米国の公共図書館には、Do-It-Yourselfを行う利用者ための「ハッカースペース」(hackerspace)を提供するところが登場してきているとして、インディアナ州のAllen County Public Libraryやニューヨーク州のFayetteville Free Libraryの状況について紹介されています。Allen County Public Libraryでは、TekVentureの協力を得て、駐車場に50フィート(約15メートル)のトレーラー“Maker Station”を設置し、その中で、3Dプリンタ、CNCルーター、旋盤、糸のこぎり・帯のこぎり、電子工作の作業台、射出成形機等の器具を提供しているそうです。TekVentureのサイトによると、使用料金は1回につき20ドル(大人)のようです。同館の館長は「Maker Stationは当館のミッションに沿った取組みだ。我々は、図書館を、学び、探究、発想を広げるための場所として考えている。」と語っているようです。

Maker Station (TekVenture)
http://tekventure.org/maker-station/

Libraries Make Room For High-Tech ‘Hackerspaces’ (WBUR NPR 2011/12/10付けニュース)
http://www.wbur.org/npr/143401182/libraries-make-room-for-high-tech-hackerspaces

参考:
3Dプリンターを備えた作業スペースを提供する公共図書館(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/19518