SHERPA/RoMEOによると、セルフアーカイブを全く認めないジャーナルは5%

SHERPA Services Blogに、学術雑誌出版社のセルフアーカイビングに関する著作権ポリシーを集めたデータベース“SHERPA/RoMEO”のデータを分析した結果が掲載されています。対象データは2011年11月15日時点の約19,000タイトルのジャーナルで、以下の内容等が含まれているようです。

・ジャーナルの50%が“Green”、10%が“Blue”、27%が“Yellow”、13%が“White”だった(各色の意味については“RoMEO colours”を参照)。
・エンバーゴ期間内に制限なしに論文をセルフアーカイブできるかどうかについては、ジャーナルの13%が出版社版・著者版などを含めて全く許可していなかった。
・エンバーゴ期間終了後に、制限なしに論文をセルフアーカイブできるかどうかについては、ジャーナルの9%が全く許可していなかった。
・エンバーゴ期間終了後に、何らかの制限を満たせば(出版社から許可を取る、必要な料金を支払う等)論文をセルフアーカイブできるかどうかについては、ジャーナルの5%が全く許可していなかった。
・エンバーゴ期間の長さについては、12か月(47%)、24か月(28%)、6か月(17%)の順で多かった。

60% of Journals Allow Immediate Archiving of Peer-Reviewed Articles – but it gets much much better… (SHERPA Services Blog 2011/11/24付け記事)
http://romeo.jiscinvolve.org/wp/2011/11/24/60-of-journals-allow-immediate-archiving-of-peer-reviewed-articles-but-it-gets-much-much-better/

RoMEO colours
http://www.sherpa.ac.uk/romeo/definitions.php?la=en&fIDnum=|&mode=advanced&version=#colours

参考:
SHERPA/RoMEOが集積した出版社著作権ポリシー1,000に
http://current.ndl.go.jp/node/19033