米国図書館協会(ALA)、Z世代とミレニアル世代の図書館利用とメディア消費の実態に関する報告書を公表

2023年11月1日、米国図書館協会(ALA)が、Z世代とミレニアル世代の図書館利用とメディア消費の実態に関する報告書“Gen Z and Millennials: How They Use Public Libraries and Identify Through Media Use”を公表しました。

報告書によると、2022年に2075人のZ世代とミレニアル世代を対象に調査したところ、過去1年以内に実際に図書館を訪れたのは全体の54%であり、その半数以上が図書館から電子書籍やオーディオブックなどのデジタルコンテンツを借りていたとあります。また、一月に読んだり、買ったりした紙の本の冊数は電子書籍の約2倍であり、紙の本を好む傾向があることが示されたとしています。

また、自身を本を読む方ではないと思うと回答した43%のうち、半数以上が過去1年以内に地元の図書館を訪れており、本を読むか否かを問わず、米国の若者が図書館の提供するリソースを必要としていることが示されたとしています。

New ALA report: Gen Z & Millennials are visiting the library & prefer print books(ALA, 2023/11/1)
https://www.ala.org/news/press-releases/2023/11/new-ala-report-gen-z-millennials-are-visiting-library-prefer-print-books

Gen Z and Millennials: How They Use Public Libraries and Identify Through Media Use
https://www.ala.org/advocacy/sites/ala.org.advocacy/files/content/tools/Gen-Z-and-Millennials-Report%20%281%29.pdf

関連:
Immersive Media & Books 2020 Consumer Survey(Panorama Project)
https://www.panoramaproject.org/immersive-media-reading-2020