人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)と平凡社地図出版、歴史的地名の行政区画変遷に関するオープンデータを公開:『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた取組の一環として

2023年10月18日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)と株式会社平凡社地図出版が、『日本歴史地名大系』の機械可読データ化に向けた協働の一環として、歴史的地名の行政区画変遷に関するデータセットをオープンデータとして公開したと発表しました。

今回公開されたデータセットは、平凡社発行の地名辞典である『日本歴史地名大系』の地名項目と関連情報をまとめた「『日本歴史地名大系』地名項目データセット」と、江戸時代から1889年(明治22年)までの行政地名の変遷情報をまとめた「『日本歴史地名大系』行政地名変遷データセット」の二つです。後者は栃木県と群馬県のデータのみ先行公開されています。

また、行政区域の地理情報を統合したデータベースとして、2017年に公開された「歴史的行政区域データセットβ版」も更新されました。

これらの日本の歴史地名に関するデータセットを整理・統合するものとして、「れきちめ:日本歴史地名統合データベース」も併せて公開されています。

ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2023年10月18日付で「平凡社地図出版との協働に基づき、Geoshapeリポジトリにて、以下のデータセットを公開しました。」とあります。

歴史的地名の「行政区画変遷」を大規模オープンデータ化~『日本歴史地名大系』を平凡社地図出版との協働により機械可読データとして強化~(国立情報学研究所, 2023/10/18)
https://www.nii.ac.jp/news/release/2023/1018.html
https://www.nii.ac.jp/news/upload/nii_newsrelease_20231018.pdf
※二つ目のURLはプレスリリース[PDF:5ページ]です。

【プレスリリース】歴史的地名の「行政区画変遷」を大規模オープンデータ化(CODH)(データサイエンス共同利用基盤施設、2023/10/18)
https://ds.rois.ac.jp/press/2023/post-9471/

『日本歴史地名大系』地名項目データセット(Geoshapeリポジトリ)
https://geoshape.ex.nii.ac.jp/nrct/

『日本歴史地名大系』行政地名変遷データセット(Geoshapeリポジトリ)
https://geoshape.ex.nii.ac.jp/gch/

歴史的行政区域データセットβ版(Geoshapeリポジトリ)
https://geoshape.ex.nii.ac.jp/city/

れきちめ:日本歴史地名統合データベース(Geoshapeリポジトリ)
https://geoshape.ex.nii.ac.jp/rekichime/

参考:
人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、Geoshapeリポジトリを大幅に拡充し、歴史的地名に関する情報源としての機能を充実させたことを発表 [2019年01月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/37420