口頭試問通過後から刊行までの間に博士論文をレビューする“Dissertation Reviews”

博士論文の口頭試問を通過した後から刊行までの間に、その博士論文の内容をレビューするウェブサイトがあるようです。“Dissertation Reviews”というそのウェブサイトは、米国スタンフォード大学歴史学部のThomas S. Mullaney助教が中心となって運営されているもので、刊行までのその期間に焦点をあてることで、読者に対し専門分野の最新動向を紹介することを目的としているようです。“Dissertation Reviews”では、博士論文そのものをオンラインで公開するのではなくレビューだけを掲載しており、各レビューでは博士論文の著者のメインの主張や、著者が扱っている史学史的な流れ、そして研究で使われている中心資料の概要を紹介しているようです。レビュー対象の研究分野は、現在のところ中国史・日本研究・韓国研究と東アジア研究がメインとなっているようですが、今後他の専門領域にも拡大する予定であるとされています。

Dissertation Reviews
http://dissertationreviews.org/