デジタル化博物館資料をスマートフォン等で共有する、Open Exhibitsの実験プロジェクト“Heist”

2011年10月11日に、米国科学財団(NSF)の支援を受けた、オープンソースのマルチタッチ・マルチユーザのソフトウェア開発を行うプロジェクト“Open Exhibits”等が、デジタル化した博物館資料を来館者のスマートフォンやタブレット端末で共有できるプロジェクトを紹介しています。現在は実験段階のこのプロジェクト“Heist”では、博物館の来館者がネットワークに接続して名前と好きな色を登録すると、設置してあるマルチタッチテーブルに自分のアバターが登場し、来館者はそれを使ってデジタル化資料をそのメタデータとともに自分のスマートフォンやタブレット端末にダウンロードすることができるようです。Open Exhibitsのウェブサイトでは実際の様子等が動画と写真等で紹介されています。今後Heistは2012年1月からテストを予定しており、10の博物館が参加するようです。

Heist! Museum Visitors Take Digital Objects (Open Exhibits 2011/10/11付けの記事)
http://openexhibits.org/heist