国際NGO“NAPLE”、欧州の公共図書館間の「シスターライブラリープログラム」を発表

2011年09月29日、欧州の公共図書館政策担当局による国際NGO組織であるNational Authorities for Public Libraries in Europe(NAPLE)が、NAPLE加盟国の公共図書館を対象とした「シスターライブラリープログラム」を発表し、参加を呼びかけています。「シスターライブラリー」という取り組みは、すでに米国図書館協会(ALA)や国際図書館連盟(IFLA)等で導入されているようです。NAPLEの「シスターライブラリープログラム」は、共通の関心をもつテーマについて図書館間の協力関係を支援するもので、NAPLE加盟国である、ベルギー、クロアチア、チェコ、フィンランド等10か国の公共図書館が対象になっています。このプログラム実施の背景には、欧州各国における多文化化の進行があり、シスター関係を結んだ他国の図書館から、多文化サービスの支援を受けられるようにすることが狙いにあるようです。

NAPLE Sister Libraries
http://sisterlibrariesnaple.wordpress.com/

NAPLE Sister Libraries (NAPLE Blog 2011/9/29付けの記事)
http://napleblog.wordpress.com/2011/09/29/naple-sister-libraries/

参考:
欧州各国の公共図書館政策担当当局がメンバーの国際NGO組織“NAPLE”がブログを開設
http://current.ndl.go.jp/node/18682