米OCLC、オハイオ州の大学図書館等の貸出データの分析レポートとそのデータを公開 蔵書の6%で貸出の80%を占める結果に

2011年9月21日、米OCLCの研究部門OCLC Researchが、オハイオ州の90の大学図書館等が参加するコンソーシアムOhioLINKと合同で実施した、OhioLINK加盟館の貸出データ分析プロジェクトのレポートとそのデータを公開しました。ここでは、2007~2008年の、約3000万点の図書・手稿に対する貸出データが分析対象となっているようです。同プロジェクトの目的は、コンソーシアム全体のコレクションと利用方法への理解を深めることで、その結果を用いて、不必要な重複を減らし、予算をより効果的に配分し、コレクションの多様性を増加させるための収集規定の作成等が期待されているとのことです。蔵書の20%で貸出の80%が担われるという「80対20の法則」がよく知られていますが、今回の分析では、蔵書の6%で貸出の80%が占められていたそうです。データはOpen Data Commons Attribution license(ODC-By)というライセンスで公開されています。

OhioLINK—OCLC Collection and Circulation Analysis Project 2011 (PDF)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-06.pdf

Appendix (PDF)
http://www.oclc.org/research/publications/library/2011/2011-06a.pdf

OhioLINK Collection and Circulation Analysis—Circulation Data
http://www.oclc.org/research/activities/ohiolink/circulation.htm

Open Data Commons Attribution License (ODC-By) v1.0
http://www.oclc.org/research/activities/ohiolink/odcby.htm

OCLC Research and OhioLINK release report and related data to support understanding of book usage patterns in academic libraries (OCLC 2011/9/21付けプレスリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2011/201152.htm