2011年9月15日に、インプレスホールディングス・勁草書房・講談社・光文社・集英社・小学館・新潮社・筑摩書房・東京大学出版会・東京電機大学出版局・版元ドットコム(代表:ポット出版・ほか6社)・文藝春秋・平凡社・有斐閣の出版社20社により、「出版デジタル機構(仮称)」設立準備連絡会が設立されたようです。プレスリリースによると、「出版デジタル機構(仮称)」の目的および目標として以下が挙げられています。
・国内における電子出版ビジネスの公共的インフラを整備することで、市場拡大を図る。
・日本の電子出版物の国際競争力を強化する。
・研究・教育・教養分野における電子出版物利用環境を整備する。
・現在または将来の利益逸失を防ぎ、出版界全体の成長に貢献する。
・国内で出版されたあらゆる出版物の全文検索を可能にする。
・本機構は各出版社等からの出資を受け、収益化を目指す。
また、基本業務内容としては以下が挙げられています。
・「出版デジタル機構」参加各社の出版物デジタルデータの保管業務を行う。
・対図書館ビジネス(BtoP)を各社に代わって本機構が代行する。
・国立国会図書館が電子化をおこなった雑誌・書籍の民間活用の担い手となる。
・各電子書店・プラットフォーマーに向けての配信業務(BtoB)を支援する。
・各社の希望に応じて出版物の電子化を行う。
・各社の著作権者への収益分配を支援する。
・電子出版物に関する検討事項を討議し、解決する場を提供する。
今後は、出資についての詳細な内容を調えながら新会社としての設立を目指すとのことです。
版元ドットコムも参加 出版デジタル機構(仮称)設立準備連絡会設立 (ポット出版 2011/9/15付けの記事)
http://www.pot.co.jp/news/20110914_232615493925385.html
出版デジタル機構(仮称)設立準備連絡会設立 (版元ドットコム 2011/9/15付けの記事)
http://www.hanmoto.com/news/2011/09/15/digital-kikou/