2011年8月付けで、科学技術政策研究所が、報告書『論文の非引用数から見る卓越した研究者のキャリアパスに関する国際比較』を公表しました。この報告書は、ISIHighlyCited.comが収録する高被引用研究者の略歴情報を用いて、日本、米国、英国、ドイツの4か国でそれら研究者のキャリアパス等を国際比較した結果を取りまとめたものとのことです。分析の結果、日本の高被引用研究者は日本の研究者平均と比較して、海外での勤務比率が極めて高いこと、国際比較を通じて、日本は他の3か国よりも高被引用研究者の人数が少なく外国籍を持つ比率および女性比率が低いこと、日本での博士号取得率が高くその取得先は国立の大規模大学に集中する傾向が示されたとのことです。
論文の被引用数から見る卓越した研究者のキャリアパスに関する国際比較 (本文PDF)
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/dis078j/pdf/dis078j.pdf
論文の被引用数から見る卓越した研究者のキャリアパスに関する国際比較 (報告書概要PDF)
http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/dis078j/pdf/dis078aj.pdf
科学技術政策研究所 (2011/9付けの「最近のトピックス」に上記へのリンクがあります)
http://www.nistep.go.jp/index-j.html