スウェーデン王立図書館から盗まれた400年前の古地図がニューヨークで発見される

2011年7月19日に、スウェーデン王立図書館は、2004年に盗難が発覚した地図資料がニューヨークで見つかったと発表しています。見つかったのは、16世紀に作製された、新大陸について描かれた地図資料“Descriptionis Ptolemaicae augmentum, sive Occidentis notitia brevi commentario”で、現在では約245,000ドル相当の価値があるようです。この地図資料は、2003年にオークションで売却された後行方が分からなくなっていたもので、数週間前にスウェーデン王立図書館の職員がニューヨークで売りに出されていた別の地図資料を探していた際に、売却リストの中で偶然発見したようです。ただし、資料は見つかったものの、法的にはスウェーデン王立図書館の手に戻るのは難しく、また同館が買い戻すにも現状では困難とのことで、現所有者であるコレクターと交渉中のようです。

Stulen KB-bok upphittad i New York (Kungliga Biblioteket 2011/7/19付けの記事)
http://www.kb.se/aktuellt/nyheter/2011/Stulen-400-arig-atlas-upphittad-i-New-York/

Swedish librarians find stolen atlas in New York (The Local 2011/7/19付けの記事)
http://www.thelocal.se/35034/20110719/