2023年5月30日、米国国立公文書館（NARA）が、米・連邦最高裁判所の音声記録をデジタル化し、公開したことを発表しました。
音声記録は1955年10月から1972年12月までのブラックシリーズ、1972年12月から2005年 6月27日までのレッドシリーズ、2005年10月3日から2020年5月31日までのゴールドシリーズの3つの口頭弁論のシリーズで構成されています。
連邦最高裁判所がすべての口頭弁論の記録を開始したのは1955年10月であり、「意見」（opinion）と呼ばれる最高裁判決の定期的な記録が開始されたのは1980年代半ばだったとあります。収録されている有名な判決として、ラヴィング対ヴァージニア州裁判（Loving v. Virginia）やロー対ウェイド判決等が挙げられています。
連邦最高裁判所の音声記録は、NARAのOPACで、裁判日、事件番号、事件名のキーワード等で検索することができます。
Oyez! Oyez! Oyez! Sound Recordings of the Supreme Court of the United States Now Fully Digitized（NARA, 2023/5/30）
https://unwritten-record.blogs.archives.gov/2023/05/30/oyez-oyez-oyez-sound-recordings-of-the-supreme-court-of-the-united-states-now-fully-digitized/
National Archives Catalog
https://catalog.archives.gov/
参考：
米国国立公文書館（NARA）、ウォーターゲート事件に関する裁判記録・証拠品等をデジタル化 [2022年06月24日]
https://current.ndl.go.jp/car/46387
米国議会図書館（LC)、米・連邦最高裁判所の判例約3万5,000点をオンラインで公開 [2018年03月14日]
https://current.ndl.go.jp/car/35643
