クラウドソーシングで「失われた」映画の情報を集めるプロジェクト

2011年5月26日付けのReadWriteWebに“Crowdsourcing Project Will Help Identify and Recover Lost Films”と題した記事が掲載されています。記事では、ドイツのフィルム・テレビ博物館のフィルムアーカイブズを中心に、ドイツの他、フランスやポーランド、ニュージーランド等の各国の映画協会等が参加している、“LOST FILMS”というプロジェクトについて紹介しています。この“LOST FILMS”では、古い映画のスチール写真等をアップロードして、それに対して利用者がタグを付けたり、あるいはコメントを付けたりすることで、「失われた」映画に関する情報を集めているようです。現在、“LOST FILMS”には、約3,500点の映画が登録されており、これまでに56点の映画の存在が新たに発見され、72件の情報については同一映画と確認されているようです。

LOST FILMS
http://www.lost-films.eu/

Crowdsourcing Project Will Help Identify and Recover Lost Films (ReadWriteWeb 2011/5/26付けの記事)
http://www.readwriteweb.com/archives/crowdsourcing_project_will_help_identify_and_recov.php

参考:
オックスフォード大学ボードリアン図書館、楽譜のデジタル化作業にクラウドソーシングを採用へ
http://current.ndl.go.jp/node/18058

Europeana等がクラウドソーシングによる第一次世界大戦デジタルアーカイブプロジェクトを開始
http://current.ndl.go.jp/node/17848