Wikipediaを世界遺産に、ドイツ発のオンライン署名活動

2011年1月15日に10周年を迎えたWikipediaをUNESCOの世界遺産に登録しようという署名活動がオンラインで行われているそうです。米国のNew York Times紙が、2011年5月22付けの記事でこの動きについて報じています。記事によれば、このアイディアは2011年3月にドイツのベルリンで開催された国際会議“Wikimedia Conference 2011”で提案されたもので、Wikipedia創始者のジミー・ウェールズ(Jimmy Wales)氏の言葉によると「その反応は熱狂的だった」そうです。世界遺産に申請するにはスポンサーとなる国を探す必要があるなどといった課題はあるものの、ウェールズ氏は「この活動のひとつの狙いは、人々の関心を高め、Wikipediaが文化的なものだという意識を広めていくことだ」と述べています。

WIKIPEDIA for World Heritage
http://wikipedia.de/wke/Main_Page?setlang=en

Wikipedia 10 (Wikipedia 10周年に関するページ。WIKIPEDIA for World Heritageへのリンクあり)
http://ten.wikipedia.org/wiki/Main_Page

Worthy Online Resource, but Global Cultural Treasure? (New York Times 2011/5/22付けニュース)
http://www.nytimes.com/2011/05/23/technology/23wikipedia.html

Berlin conference highlights relation between chapters and Foundation; annual report; brief news (Wikipedia Signpost 2011/3/28付け)
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:Wikipedia_Signpost/2011-03-28/News_and_notes