米国コロラド州立図書館とコロラド州教育省等による、図書館関連の調査研究を行うLibrary Research Service(LRS)が、「コロラド州の公共図書館の利用における経済不況の影響」“The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado”と題する調査レポートを公開しています。このレポートは、2006-2007年の景気後退前と2008-2009年の不況期における、住民一人当たりの来館率や図書貸出率、プログラム参加率、そして利用者用PCの利用率を比較したもののようです。その結果、景気後退前に比べ、不況期には公共図書館の利用が増加していることが明らかになったとのことです。LRSは、不況期とその後の経済回復期において、地域住民の集うスペースや教育・娯楽のためのリソース、就職情報等を得る上で、コロラド州住民にとって公共図書館が重要な位置を占めるものであったと指摘しています。
The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado (Closer Look Report)
http://www.lrs.org/documents/closer_look/Recession_2011_Closer_Look_Report.pdf
The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado (Fast Facts)
http://www.lrs.org/documents/fastfacts/291_Recession.pdf
The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado (Library Research Serviceのウェブサイト)
http://www.lrs.org/recession.php
The Impact of the Recession on Public Library Use in Colorado (Library Research Service Blog 2011/3/9付けの記事)
http://www.lrs.org/news/2011/03/09/the-impact-of-the-recession-on-public-library-use-in-colorado/