2011年2月4日に、英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)とイングランド芸術評議会(Arts Council England)が、2011-2012年の「ルネサンス」(Renaissance)プログラムの予算案について合意に達し、その公表を行ったようです。このルネサンスプログラムは、MLAの事業で、地域の博物館の財政を支援し,地域の遺産と文化を市民に普及させるというもののようです。今後MLAは解散され、その事業の一部はイングランド芸術評議会に引き継がれるようですが、今回の発表はその事業の継続に係わるもののようです。主たる合意内容として、2011-2012年の予算決定はMLAが責任をもって行うが、長期にわたって影響力のある予算の決定には、イングランド芸術評議会も加わることとする、MLAは2011-2012年における地域の博物館への助成額を約3,500万ポンドとする、イングランド芸術評議会は、ルネサンスプログラムの長期的な計画について2011年秋には公表する、等が挙げられているようです。
Road map agreed (2011/2/4付け MLAのニュース)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press_releases/2011/ace_mla_feb
Arts Council and Museums, Libraries and Archives Council announce 2011/12 funding plans (2011/2/4付け Arts Council Englandのニュース)
http://www.artscouncil.org.uk/news/arts-council-and-MLA-announcement/
参考:
E1128 – 英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が解散へ
http://current.ndl.go.jp/e1128