デジタルフォレンジックと文化遺産コレクションにおけるボーンデジタルコンテンツ(米国)

2010年12月15日、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、「デジタルフォレンジックと文化遺産コレクションにおけるボーンデジタルコンテンツ」(Digital Forensics and Born-Digital Content in Cultural Heritage Collections)と題したレポートを公開しています。デジタルフォレンジックとは、コンピュータに関する犯罪や法的紛争・訴訟等に対して、捜査に必要な機器やデータ、電子的記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする科学的調査手法等を指すようです。CLIRの説明によると、今日、図書館や文書館等はボーンデジタルでの文化遺産の収集管理を行っており、そのために新たな課題に直面しているが、このレポートは、そのようなボーンデジタルの保存等の問題に対する新たなアプローチとして、デジタルフォレンジックという電子的な法的資料の収集管理を行う分野を紹介するものであるとのことです。

Digital Forensics and Born-Digital Content in Cultural Heritage Collections
http://www.clir.org/pubs/abstract/pub149abst.html

CLIR Publishes Digital Forensics and Born-Digital Content in Cultural Heritage Collections. (2010/12/15付け CLIRのニュース)
http://www.clir.org/news/index.html