近現代英国エジンバラの住民情報等をマッピングするツール“AddressingHistory”

2010年11月17日、英国情報システム合同委員会(JISC)のニュースによると、“AddressingHistory”というプロジェクトサイトが公開されたようです。この“Addressinghistory”は、1784-5年、1865年、そして1905-6年のそれぞれの時期における、英国エジンバラの住民の人名・住所・職業の情報を、同時代の地図上に表示させるもののようです。人名や地名等の情報は、職業別電話帳(Yellow Pages)の先駆けともいえる“Scottish Post Office Directories”という史料に基づくものとのことです。利用者は、近現代のエジンバラの歴史的な人物や住所、職業等を調べてマップ上に表示させられるほか、利用者登録をすれば、軽微なデータ修正も可能となるようです。プロジェクトに協力しているスコットランド国立図書館のフリート(Chris Fleet)氏は、「“AddressingHistory”は、“Scottish Post Office Directories”から地理上の情報を引き出すための、新しく効果的な方法を示すものである」とコメントしています。

Addressing history
http://addressinghistory.edina.ac.uk/

AddressingHistory website launches with amplified event (2010/11/17付け EDINAの記事)
http://edina.ac.uk/cgi-bin/news.cgi?filename=2010-11-17-addressinghistory.txt

Addressing history: a new searchable historical database (2010/11/17付け JISCのニュース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2010/11/addressinghistory.aspx