2022年12月26日、韓国文化体育観光部が、韓国出版産業振興院と共同で出版流通統合ネットワークを改善し、同日から改善された機能の提供を開始したことを発表しました。
発表によると、出版社向けの改善点として、韓国国立中央図書館のISBN納本システムと連携することで、出版社が同ネットワークに直接入力するメタデータの項目を削減したほか、図書販売実績のリアルタイム照会や、多角的な統計分析サービスの提供等があります。
地域書店・図書館向けの改善点として、新刊・出版予定図書情報や地域内の図書販売統計が入手可能になることがあります。また、書店向けには在庫管理システムが新設されるとともに、その情報は地域書店ポータルサイト（書店ON）に反映され、消費者も図書購入の参考にできるとしています。図書館向けには、図書発注時の比較見積及び注文一覧ダウンロード機能の新設により、図書購入事務が軽減されるとしています。
韓国文化体育観光部と韓国出版産業振興院は、今後は、同ネットワークへの出版社・地域書店の参加拡大と、利用活性化に注力するとしています。
더욱 쉽고 편리해진 출판유통통합전산망을 이용해보세요（문화체육관광부, 2022/12/26）
https://www.mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=19935
출판유통통합전산망
https://bnk.kpipa.or.kr/
参考：
韓国文化体育観光部、図書の生産・流通・販売までの標準化された情報を提供する「出版流通統合ネットワーク」の正式公開を発表 2021-09-30
https://current.ndl.go.jp/car/44898
