JISC、「ウェブスケールでのオープンサイエンス」に関する報告書を刊行

英国情報システム合同委員会(JISC)が、「ウェブスケールでのオープンサイエンス」に関する報告書を刊行しました。これは、広範囲に渡る情報源から、オープンサイエンスに関するエビデンスや意見を総合することを試みたものとなっています。この報告書で取り上げているのは、(1) 透明性の高い研究実践を通じて、メソドロジー、データ、結果をインターネット上で利用可能とするオープンサイエンス、(2) 科学的な訓練を受けていないボランティアが、観察や測定といった研究に関連のあるタスクを運営するという市民サイエンス、(3) 特定の結果の予測を可能にするデータ駆動型の予測サイエンス、という3つのエリアだということです。

Open science at web-scale: Optimising participation and predictive potential
http://www.jisc.ac.uk/publications/documents/opensciencerpt.aspx

参考:
E762(No.124)「学術情報基盤」の「根本」を考える<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e762