2009年9月10日に開催された、米国連邦議会下院の法務委員会のGoogleブックス和解案に関する公聴会で、証人として発言した著作権局のピーターズ局長は、和解案が実現すると著作権法に多大な影響があり、そのような変化は議会による立法によって行われるべきだと主張し、和解案への反対姿勢を示しました。一方、Google社からの証人は、デジタル化した本の販売を他社にも認めるとの案を示しましたが、Amazon.com社の証人は、それを断ったとのことです。また、視覚障害者団体からの証人は、利用可能な資料が増えるという観点から、和解案を支持する見解を示したとのことです。
Now Online: Prepared Testimony and News from Today’s House Hearing on Competition and Commerce in Digital Books(2009/9/10付けResourceShelfの記事。下部に多数のニュース記事へのリンクあり)
http://www.resourceshelf.com/2009/09/10/now-online-prepared-testimony-and-news-from-todays-house-hearing-on-competition-and-commerce-in-digital-books/
下院のGoogle Book Search公聴会、米国著作権局も反対の立場を表明(2009/9/11付けhon.jp DayWatchの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/1280/
At Congressional Hearing, Register of Copyrights Slams Google Settlement(2009/9/10付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6695850.html
Hearing Information(下院法務委員会のサイト。右部の証人リスト欄に、各証人の提出文書へのリンクあり)
http://judiciary.house.gov/hearings/hear_090910.html
参考:
米国連邦議会でGoogleブックス和解案に関する公聴会が開催
http://current.ndl.go.jp/node/14397