米国のPew Internet & American Life Projectが2009年6月、オンラインで健康情報を探す“e-patient(e患者)”の情報利用行動を分析したレポートを刊行しています。米国の成人のうち61%を占める“e-patient”の人口構成、ブロードバンドやモバイルの利用状況、探しているトピック、他の患者のブログ等のユーザが生成した健康情報の利用、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の利用、オンライン健康情報が実際の治療や診療に及ぼした影響などが分析されています。また“e-patient”を含む米国の成人全体で見た場合、健康情報を得る情報源を尋ねた質問の回答数が多かったものは、医師などの医療専門職86%、家族68%、インターネット57%、書籍等54%といった順になっており、依然として伝統的な情報源も利用されているという結果が報告されています。
The Social Life of Health Information | Pew Internet & American Life Project
http://www.pewinternet.org/Reports/2009/8-The-Social-Life-of-Health-Information.aspx
参考:
障害者・慢性疾病患者のインターネット利用状況調査(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/6666
E331 – 健康情報提供サービスの可能性(米国)
http://current.ndl.go.jp/e331