Library Journal誌が2009年4月15日、2月5日時点で調査した学術雑誌の価格調査の結果を発表しています。ISIの3つのCitation Index(AHCI、SSCI、SCI)収録タイトル、および、EBSCO社のAcademic Search Premierの収録タイトルのうち、あらかじめ定価が定まっているものを対象として調査したもので、学問分野ごと、出版国ごとの平均価格と、2005年からの毎年の平均価格の推移が示されています。2010年の価格も予測されており、2009年から7.6%の増加、という数値が出ています。このほか、深刻な経済危機、オープンアクセス義務化方針の採択が相次いでいること、オープンアクセスオプションを設定する出版社が増えていることといった、図書館や学術出版を取り巻く環境の影響についても分析されています。
Reality Bites: Periodicals Price Survey 2009 – 4/15/2009 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6651248.html
参考:
ARL、世界規模の経済危機と図書館の窮状を踏まえ出版社・ベンダーに要望
http://current.ndl.go.jp/node/11911
2008年雑誌価格調査の結果が発表(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/7651