米国における機関リポジトリの課題

2008年にハーバード大学文理学部が、所属研究者の研究成果のオープンアクセス化を義務化し、大学の機関リポジトリで公開することを全会一致で採択するなど、米国では機関リポジトリの役割の重要性が改めて認識されているところです。しかしその認識に比して、コンテンツの量が増えていないなど、機関リポジトリに関する活動は依然として課題が多い状況とのことです。この理由と、今後取り組むべき方向性について、Library Journal誌が論評記事を掲載しています。端的には、「機関」の関与が低いということが、大きな課題として指摘されています。

Institutional Repositories: Thinking Beyond the Box – 3/1/2009 – Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6639327.html

March 1st, 2009付けDigitalKoansの記事
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2009/03/01/institutional-repositories-thinking-beyond-the-box/

参考:
ハーバード大学文理学部、全会一致で研究成果のOA化を義務化
http://current.ndl.go.jp/node/7292