米国図書館協会(ALA)等が選定する、最も優れた児童書に対して贈られるニューベリー賞(The John Newbery Medal)の2009年受賞作品であるNeil Gaiman氏の“The Graveyard Book”をどの場所に排架するか、ライブラリアンの悩みの種になっているとSchool Library Journal誌が報じています。この作品は、どこの公共図書館でも貸出中で、予約も数多く入っている人気の作品なのですが、タイトルに“Graveyard”(墓地)とあるように、死や恐怖も取り扱っています。そのため、「優れた児童書」に与えられる賞を受賞しているがヤングアダルト向けのコーナーに置く図書館も多くあるようです。もちろん、児童書コーナーに置く図書館もありますが、児童書コーナーとヤングアダルトコーナーの両方に1冊ずつ置く図書館、両者の中間ゾーンに置く図書館など、対応はさまざまだということです。
Librarian’s Dilemma: Where Do You Shelve Neil Gaiman’s Newbery? – 2/8/2009 – School Library Journal
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6635766.html
Neil Gaiman
http://www.neilgaiman.com/
参考:
ニューベリー賞、コルデコット賞など子ども向けメディアに関連する賞の受賞者が発表に(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/11572