経済不況の中、米国で図書館利用が急増しているニュースが頻繁に紹介されていますが、英国でも同様の状況が起こっているそうです。英国図書館・情報専門家協会(CILIP)がブログで報道をまとめています。それによると、
・グラスゴー図書館の12月の貸出数は12%増加。特にノンフィクションは26%の増加。PCを利用しに来る人も多いとのこと。
・カンブリア図書館の登録利用者数は39%増加。特に貸し渋り(credit crunch)に関する資料の貸出が多い。
このほかにも、いくつかの図書館の例が挙がっています。おもちゃを貸し出す図書館や、エネルギー・メーターを貸し出す図書館も人気になっているとのことです。
Library & Information Update blog : ‘Libraries Change Lives’ – in a recession?
http://communities.cilip.org.uk/blogs/update/archive/2009/02/03/libraries-change-lives-in-a-recession.aspx
参考:
経済不況下で図書館の利用が急増-書店・出版社は苦境に(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/9762
マサチューセッツ州の公共図書館、経済不況につれ利用が急増
http://current.ndl.go.jp/node/9201
原油高、物価高で公共図書館を訪れる家族が増加?(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/8593
家庭での電力・ガス使用量を表示する機器「スマートメーター」を貸し出す図書館が登場(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/9837