マサチューセッツ州の公共図書館、経済不況につれ利用が急増

米国マサチューセッツ州北部地域の図書館で、経済不況につれ利用が急増しているという記事が、Boston Globe紙に掲載されています。この記事は図書館員への取材から得た利用統計の数値を元に書かれていますが、昨年度と比べて貸出数が15~36%増加している公共図書館がいくつか取り上げられています。図書の利用だけでなく、CD、DVD、インターネット端末の利用も増加しており、ある図書館員は、利用者の可処分所得の減少をこの理由と察しています。このように利用が増加している一方で、図書館の予算は引き続き厳しいことが予想されることから、「経済状況が厳しくても、人々が利用できるよう、図書館サービスを続けていくことが重要だと認識してもらいたい」という図書館員の言葉で、記事は締められています。

Libraries find use increases as economy falls – The Boston Globe
http://www.boston.com/news/local/articles/2008/10/16/library_use_rises_as_economy_falls/