E798 – NDL,子どもの情報行動に関する調査報告書を公表

カレントアウェアネス-E

No.129 2008.06.11

 

 E798

NDL,子どもの情報行動に関する調査報告書を公表

 

 国立国会図書館(NDL)はこのほど,2007年度に実施した「子どもの情報行動に関する調査研究」の結果を,『図書館調査研究リポート』No.10としてまとめ,公表した。本調査研究は,今後の子どもたちへの図書館サービスのあり方,また近い将来の成人向け図書館サービスのあり方を考えるための基礎資料とするべく,堀川照代・島根県立大学短期大学部教授を中心とする研究会を組織して,実施した。

 本調査研究では,統計データをもとに,子どもの情報環境の現況を整理するとともに,青少年関連機関が実施した先行調査,図書館情報学・教育工学・教育学・心理学・社会学の各分野の先行研究をレビューし,子どもの情報環境を巡る論点を調査した。また,子どもの読書活動推進,情報リテラシー教育,有害コンテンツ対策の3トピックについて,近年の日本の政策動向をレビューした。さらに,これらを背景とした学校・図書館・博物館等の注目に値する動きも紹介している。

Ref:
http://current.ndl.go.jp/report/no10