E391 – 図書館のOPACから本を注文−DDBの総合目録と書籍販売サイトの連携

カレントアウェアネス-E
No.68 2005.10.19

 

 E391

図書館のOPACから本を注文−DDBの総合目録と書籍販売サイトの連携

 

 ドイツ国立図書館(DDB)と図書販促サービス有限会社(Marketing- und Verlagsservice des Buchhandels GmbH:MVB)は9月1日付プレスリリースにおいて,DDBの総合目録と,現在市場で入手可能な書籍を検索できる書籍販売サイトbuchhandel.deとを連携させることを発表した。

 DDBの総合目録は,8月よりフリー百科事典ウィキペディア(CA1510参照)から参照できるようになっているが,今回の連携はこれに続く2回目の機能拡張と位置付けられている。DDBの総合目録で書籍を検索すると,buchhandel.deを通しての注文が可能かどうかを検索結果画面から直接問い合わせることが可能になった。

 このほか,DDBの総合目録に蔵書の標題などから自動的に索引付けを行うシステムを採用したこと,総合目録の収録対象を現在DDBで利用可能なものだけでなく受入作業中のものにまで拡大したことも発表されている。

Ref:
http://www.ddb.de/aktuell/presse/pressemitt_buchhandel.htm
http://www.ddb.de/sammlungen/kataloge/opac_ddb.htm
http://www.buchhandel.de/
http://www.ddb.de/aktuell/presse/pressemitt_wikipedia.htm
CA1510