カレントアウェアネス-E
No.4 2002.11.20
E022
ウェブを用いた資料保存学習プログラムを開発(米国)
米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)とコーネル大学図書館は,ウェブを用いた資料保存学習プログラムを共同で開発し,公開している( http://www.librarypreservation.org/ ) 。このプログラムは東南アジアの図書館・文書館を対象とし,発展途上にある国々での資料保存活動の支援を目的に作成されたものである。
自館の資料保存への取り組みの現状をチェックするための自己点検ツールと, 「管理と計画」「保存」「能力の育成」「取り組みへの支援」という4つのセクションからなる解説部分で構成されている。それぞれテーマごとに図表,絵入りで説明がなされているほか,用語集,資材の入手先リスト,参考文献リストも用意されている。ウェブの特徴として,関連情報へのリンクが張られている。熱帯地域に限らず,温暖湿潤な我が国でも十分に活用することができる内容となっている。