先日Ithakaが発表した報告書“Ithaka’s 2006 Studies of Key Stakeholders in the Digital Transformation in Higher Education”に関して、その内容を分析する記事がLibrary Journal誌に掲載されています。この記事によると、調査結果から、図書館員が重要だと考えている図書館の役割(教員にとっての資料への玄関口となること)が、必ずしも教員には重要だと考えられていないことが分かるということです。一方で、今回の調査では、比較的「伝統的」な図書館の役割のみが調査対象となっているため、今後は「学習センターとしての図書館」「教育のパートナー」といった図書館の役割を調査の要素に組み込んでいく必要があることを指摘しています。
Ithaka Survey Reports Rising Faculty “Ambivalence” Toward Campus Libraries
– 2008/8/29付けLibrary Journalの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6591374.html?rssid=191
参考:
高等教育におけるデジタルへの移行がステークホルダーに与える影響は?
http://current.ndl.go.jp/node/8651