統計データベースで見る全米の公共図書館-5年前と比べどのように変わったのか?

U.S.A. Today紙の刊行元である米国の大手メディア・Gannett社が、2006年の全米の各図書館システム(主に市や郡を単位とした複数の図書館による協力組織)の来館利用者や貸出数、利用者に提供しているPCの台数や運営費が、2002年と比べどのように変化したかを参加図書館単位で検索・閲覧することができるデータベース“Library Systems Database”を公開しています。

これは、全米教育統計センター(NCES)の図書館統計や、各州立図書館が出している統計をもとに作られているもので、9,200あまりの図書館システムのデータが収録されています。またサービス人口が1万人以上の図書館システムについて、住民1人あたりの貸出数の上位50、住民1万人あたりの利用可能なPC台数の上位50、住民1人あたりの支出額の上位50も示されています。全体としては、この5年で利用者数が10%、貸出数が9%増加したとのことです。

Library system database – Gannett News Service
http://data.gannettnewsservice.com/libraries/library_start.php

Gannett Releases Searchable Public Library Trends Database – American Libraries online
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/july2008/gannettdoesresearch.cfm