DLFが勧告する統合図書館システム標準探索インターフェースへの準拠に大手10社が合意

デジタル図書館連合(DLF)の統合図書館システム(ILS)及び探索システムワーキンググループが2008年2月に策定した、ILS及び探索システムのためのインターフェース標準化に関する勧告に対し、Talis、Ex Libris、OCLCなど図書館システムの大手10社が準拠する旨で合意したと発表されています。この標準インターフェースは、(1) OAI-PMHプロトコルを利用したハーベスティングへの対応、(2) RESTなインターフェースによるリアルタイムでの書誌データ/利用中情報の入手可能性の担保、(3) 固定URLによるリンク可能性の担保、の3点が柱とされており、今後は、DLFの委員会が標準を策定するとともに、各社が新製品にそれを採用していくとのことです。ただし大手の一つ、Innovative Interfaces社は不参加とのことです。

ILS Basic Discovery – Peter Brantley’s thoughts and speculations
http://blogs.lib.berkeley.edu/shimenawa.php/2008/04/04/ils_basic_discovery
(DLFのエグゼクティブ・ディレクターのブログ記事)

April 9th, 2008付けDigitalKoansの記事
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2008/04/09/digital-library-federation-and-10-vendorsdevelopers-reach-accord-about-ils-basic-discovery-interfaces/